という、私(T先生)も学生時代は苦手でした。
でもやっぱり力になるんです。
➀、形を正確にとる力
➁、パースを意識する力
B、光、質感を表現する力
➃、何より絵を描くスピード
どれをとっても、一番効率よく描くトレーニングはデッサンが一番です。
➀の形を正確にとる力を説明します。まず単純に比率をとらえる力は重要です。


見てわかると思いますが、右と左の目や口のパーツは同じものなのですが、比率、バランスが崩れると別人になります。美はバランスなのです。これがどれだけ短時間で正確につかめるかが、良い作品を作る上でやはり大切です。
どれだけ正確に比率をつかみとるか‥‥中級者はいつもこんな意識を持っています。

水平垂直の意識と、比率に対する意識です。
画面のどの辺に変化があるか、短時間に判断します。その判断力を養う必要があります。
今現在、放課後3年生でデッサンをしている人がいます。受験対策です。
大学のスカラシップ(奨学金)試験のために試験練習を自主的に行っています。
関西圏の美術系大学の奨学金入試では
(卓上)(モチーフ数は2〜3)(4時間)
おおよそそのような試験が多いのですが、ただのデッサンと受験用デッサンはちょっと違います。
ですから、しっかりと準備をしなければ歯が立ちません。

本コースは、美術系受験を目標としたコースではありません。
ですから、授業では(受験用テクニック)は指導しません。ですがやっぱり美術系大学を目指すのなら、持っていないといけない技術です。基礎を身に付けた人だけの特別な技術です。
放課後のみ指導しているのですが、やはり基礎をしっかりと習得しているので成長も早い。
3年生の受験が終わり始めています。
最近の傾向では(指定校やAO試験)での入学が増えています。先生の目線では、基礎が不安定なまま入学していく人もいます。でも、今度は大学、専門学校を卒業した後、デザイン系企業にはやはりデッサンが必要になります。
若いうちにしっかり苦労して、しっかり技術を身に付けて欲しいと思います。今の作品で満足せず、もっともっと自分の技術を磨く姿勢が必要だと思います。
今の自分に満足せず、もっと、もっと、もっと!一歩ずつで良いので成長しましょう。